実家のアルバムをめくった彼女は、見覚えのない写真を見つけた。家族が写っているが、一人の顔が歪んでいる。捨てようとしたが、翌日、アルバムに戻り、今度は歪んだ顔が彼女を睨んでいる。夜になると、写真がカタカタ動き、部屋に笑い声が響いた。ある晩、写真がベッドの横に落ち、歪んだ顔が彼女の名前を呼んだ。恐怖で燃やしたが、次の朝、灰の中から写真が現れ、顔が彼女に似てきた。

母に聞くと、「その写真、昔、姉ちゃんが撮ったけど、変なことがあって捨てたはずだよ」と言われた。彼女は今、写真を見るたび、背後に歪んだ顔が浮かぶ。