僕が高校生だった頃の実体験です。
その頃にやたら流行っていたのがこっくりさんでした。こっくりさんとその派生系?
のエンジェルさんなどが流行っていて
学校によっては校則で禁じたりしばらく放課後は
強制下校になったりとかなり話題になっていました。ある日の昼休み、僕ら男子グループも
こっくりさんが話題になっていたので
みんなでやらないかという話になりました。僕らはインターネットでこっくりさんのやり方や
こっくりさんを呼びやすくするための呪文などを調べて、
次の日の放課後に早速やろうと決めました。僕自身、ホラーや都市伝説は怖いけど興味があり
こっくりさんもずっとやってみたいと思っていたのです。ちなみに僕らの学校はこっくりさんが禁止なわけではなく、
先生に見つかったらなんとなく注意される程度だったので
放課後の教室で決行することにしました。翌日、僕ら男子グループ5人は教室に集まり
こっくりさんの準備をすることに。紙に鳥居と五十音、はいといいえを書いて十円玉を用意しました。
ここまではセオリー通りなのですが今回は嘘か真か
こっくりさんを呼びやすくするための呪文もあり
僕はそれを唱える役割になりました。そしてこっくりさんを開始しました。
しばらくの間こっくりさんに対して質問や
呼びかけをしていましたが何も起こらず、僕らは諦め気味でした。もうやめね?って声が上がった途端、
教室で突風のような風が吹いて
黒板に貼り付いていた磁石が前に吹っ飛びました。あまりに驚いた僕らは怖くなってすぐやめました。
そこに居た全員があれは
こっくりさんからの警告のように感じていたのです。それ以来僕らはこっくりさんを遊び半分でやるべきではないと
その話すらしなくなりました。


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