学生時代一緒に寮生活していた女の子の話です。

とても可愛い顔をしているのですが、
実は性格がとても怖い人でした。

学校を卒業した後はもちろん、音信不通にしています。
到底もう一度会いたいとは思えません

趣味というと怖い絵などを収集するのが好きな子だったのですが、
自分でも人がクビつっている絵などを好んで描いていました

一人で机に向かってなにやら一生懸命に作業をしているので、
そっとのぞいてみると切れた手首などを描いてそれに、
赤い絵の具で血を描いているところで、ぞっとしたのですが、
知らないふりをしてその場をさりました。

私が部屋で鏡を見ていると、
たまに後ろで何か気配を感じるのですが、人はいません。

いっときしていると横からすこしずつ顔が現れてくるのですが、
大きな目をじっと開けたまま少しだけ顔を出して
私を見つめているではないですか。

ギャーと驚いくと、くくくくっと笑って楽しそうにしています。

それだけでなく、たまに体に霊が入るようで、
妙な事を言い出すのですが、
怖いことに私がいやな思いをしていると話もしないのに、
それを当てたりするのでビックリするような事がたくさんありました。

もちろん霊が入ると顔つきも変わるし、
霊が出るとふっと気が抜けたようになっていて力がなくなっています。

最悪だったのが、お互いに誤解などが生じてしまったのですが、
その日の夜何か重いものが体の上に乗っている感じがして、
目を開けるとその子が上にのって私の首を絞めているのです。

ものすごく驚いて力いっぱい起き上がったのですが、
当の本人は隣のベットでスースーと寝ています

夢とは思えないくらいの迫力でした。
一緒にくらした1年は本当に悪夢のようでした。