「みゆきちゃん」という女の子と
そのお姉ちゃんの話です。
みゆきちゃんとお姉ちゃんのおじさんは、
別荘を持っていました。
ある日、その別荘に家族で出掛けることになりました。
そして、その日、二人はたくさん遊んで、
楽しく一日を過ごしました。
その日の夜の事、お姉ちゃんとみゆきちゃんが
ベッドで一緒に寝ていると、お姉ちゃんの上に
黒い影が乗っているのをみゆきちゃんがきづきました。
よく見ると、それは男の人のようにも見えました。
そして、みゆきちゃんは怖くて目をつぶりました。
だけど、みゆきちゃんは怖いことを考えてしまいました。
目を開けた時に、自分の上に黒い影がいたらどうしよう、
そう思ってずっと目をつぶっていました。
そして、怖くて、目をつぶったまま朝が来てしまいました。
目を開けると、お姉ちゃんの上に
黒い影はいなくなっていました。
それで、お姉ちゃんに、昨日のことを聞きました。
すると、お姉ちゃんは、
「昨日、悪い夢を見たの。
男の人が急にこっちを見て近づいてくる夢を見たの。」
と言いました。
その話を聞いて、みゆきちゃんはお姉ちゃんに
悪い思いをさせないために、黒い影のことは言いませんでした。
そして、その後に、こっそりおじさんにその話を言いました。
「昨日、お姉ちゃんの上に黒い影乗っていたの。」と。
そしたら、おじさんが急に怖い顔をして言いました。
「また、お祓いしなきゃな。」と。
それ以上怖くて、みゆきちゃんは聞きませんでした。
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