何処にでもあるような家庭での出来事です。
ある共稼ぎ夫婦がいました。
その夫婦には二人の幼稚園に通う子供がいて、
夫婦が仕事で留守の時は同居のおばあちゃんが
子守りをしてくれていました。
おばあちゃんは孫を可愛がり、
子供達もおばあちゃんになついていたそうです。
あまやかし過ぎず、子供達が悪いことをしたときは
キチンと叱ってくれた良いおばあちゃんでした。
そんなおばあちゃんがある日、
病気で天国に行ってしまいました。
優しかったおばあちゃん…
子供達はおばあちゃんに会えなくなって悲しんでいました。
夫婦も子守りを手伝ってくれた頼りになる
おばあちゃんがいなくなってしまって、さびしく思ったり、
今までの感謝を感じて日々過ごしていたといいます。
今までは仕事で忙しくても、家のことや子守りを
おばあちゃんが手伝ってくれていたので助かっていましたが、
これからは夫婦で乗りきっていかなくては行けません。
けれども、仕事をしながらのヤンチャ盛りの
幼稚園児二人のお世話はなかなかたいへんです。
朝の時間のない時、幼稚園や仕事に遅れないよう
食事や身支度を済ませないといけません。
仕事が遅くなり疲れて夜帰ってきて、お風呂やかたずけ…
子供達は親のゆうことを聞かず部屋を散らかすは
いたずらはするはてんやわんやでした。
そんな時です。
子供達が親のいうことを聞かず騒ぎまくっていると、
勝手にCDから音楽が流れました。
「ほらーいうこときかないから、おばあちゃんが怒ってるよ!!」
最初は何かの偶然だろうと思っていた夫婦は
子供達が静かになるのならちょうどいいと思い、
そんなことを言ったそうです。
子供達が静かになって、どうして勝手にCDから音楽が流れたのか
CDデッキを確かめに行くと、何と電源が入ってなかった。
それどころか驚いたことにコンセントにもつながっていなかったのです。
子供達が騒ぎまくると電源が入っていなくても
CDから流れる音楽は、おばあちゃんの49日まで続きました。
子供達はキチンとゆうことを聞くようになったそうです。
優しかったおばあちゃんは、かわいい孫や子供のことを
亡くなってからもずっと気にかけていたのでしょうね。
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