私の家の近くには、大きな救急病院が二つあります。
そこには、重症の患者さんが運ばれるのですが、
亡くなられる方も多いわけです。
私の身内も、そこで亡くなりました。
大病院の夜の怖さは、いろいろ聞かされています。
知り合いの看護婦は、誰もいない分娩室から
赤ちゃんの泣き声が聞こえると、
いつも手首にお守りの念珠をしていました。
救急車で病院に入った友人は、
入った個室で誰かが体をよじ登ってくると怖がり、
首に大きな数珠をかけ、枕元に念珠を置いて過ごしました。
私が入院した時も、深夜のトイレは怖いものがありました。
救急病院は、24時間電気がついて明るく、
人の出入りもあるので、
遅くなった時などはありがたい存在です。
しかし、風水的にはよくない。
病気や事故になった方のマイナスエネルギーが、
元気な方のプラスエネルギーを奪っていくと、
息子がしきりに気にかけだした時のことです。
私が願掛けのために、夜の決まった時間に決まった場所で、
「みことば」を拝読しておりました。
聖書や教本や説教本等、
霊界やこの世の生き方に関する教えを、
声に出して読んでおりました。
すると、ある時から天井の上を引きずる音がして、
私の頭の上でピタッと止まるのです。
それが、何日も続きました。
こういうときに限って、猫も異様にバタバタ騒ぎ出すのですね。
間違いなく、亡くなった方が「みことば」を聞きに来ているのが、
はっきりとわかりました。
霊を構成している物質は、この世にはない、
とても小さな物質でできていると聞いたことがあります。
だから、どこからでも出てこれるのだと。
臆病な私は、「お願いだから脅かすのだけはやめてね」
と祈りながら、願掛けの期間を終えました。
今は静かになりましたが、
成仏されたと信じるようにしています。
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