私が高校生のときに体験した怖い出来事です。
私の家族は母子家庭で
母・私・弟・妹の4人で暮らしていました。当時私は高校生で弟と妹は中学生でした。
弟はやんちゃでいつも帰りが遅く
みんなが寝静まってから帰宅する事も多く、
反対に妹はまじめでいつも部活と塾に忙しい子でした。ある日家族そろって夕食をしていたときに
母が弟への説教を始めました。この間はどこに行っていたのか、何時にかえってきたのか、
なんで時間が守れないのか、外出禁止だ〜!と…。(笑)そのときに弟が思い出したかのように話し始めたのですが、
その日弟は学校の友達と夜10時を過ぎてから
花火の約束をしていたらしく、夕方から友達の家に集まり
暗くなるのを待っていたそうなんです。ですが家の中にずっといるというのもつまらない
という事で近くの公園に行こうという事になったらしく、
その場にいた6人ほどで公園に向かったそうなんです。公園についてからは鬼ごっこをしたり
座って話したりと時間をつぶしていたそうです。辺りが暗くなってきてそろそろ準備をしようかという話になり
いちど家に帰ろうとした時になぜかブランコが気になり
横から写真をとったそうなんです。そのときはちゃんと確認せずに携帯はしまい
そのまま準備をしに帰り、友人の家の前で花火をはじめ
日付が変わった頃に帰宅しました。帰宅してから写真の事を思い出し携帯を見てみたら
ブランコに人が乗っていたんだそうです。人が乗っているというか何も映っていないのですが、
ブランコに人が乗っているようなシルエットが
浮かび上がっているのです。実際に弟から食事の後に見せてもらいましたが
とても不思議な写真でした。怖いとは感じない物のどこか不気味で嫌な予感のする写真でした。
そのときはこんな写真早く消しなさいと言い
弟も素直に消してくれました。ですが3日ほどたったある日弟が黙って部屋に入ってきて
「みて」と言いました。それはあの消したはずの写真だったのです。
でも写真は変わっていました。ブランコに座っていたはずのシルエットは立ち上がっていました。
私は母にもその写真を見せ写真が消えてないし立ち上がった!と話すと、
「良いから早く消しなさい」と携帯を取り上げ写真を消しました。その後再びあの写真を見る事はありませんでしたが、
あのまま消さずに持ったいたらと考えると本当にぞっとします。あまり怖くはないですが実際にうちであった出来事です。


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