これは最近の話です。
なんの変哲もない昼下がりの日に起きました。その日私たち3人家族はそれぞれ外出していました。
母は一人で、私は父と出ました。私と父は用事を済ませ家に帰りましたが
母はまだ帰ってきていませんでした。車の中から出ようとした時に
父の携帯電話に着信が入りました。不思議な事に父は何も言わずに電話に出ました。
些細なことですが普通「もしもし」と
一言おいてから電話に出るものだと思います。父は何も言わずに切りました。
そして特に表情を変えず私に驚くべきことを言い放ちます。「今家から電話がかかってきた」と。
別に家から電話がかかってくることは変なことではありません。
よくあることです。しかし私は異変に気づきます。
家から電話がかかってきたと言うことは
家に誰かいる必要があります。先ほど私は母はまだ外出中で私と父は車の中、
つまり家の前にいるということになります。そうです。家には誰もいないはずなのに
家から電話がかかってきたのです。これに気づいた瞬間一気に背筋が寒くなりました。
父の冗談ではないかと思い携帯電話の
着信履歴を覗かせてもらいました。画面には間違いなく家からかかっていました。
私は怖がりながらも家の鍵を開け中に入りました。もしかしたら怪奇現象とかではなく
泥棒の仕業かもしれませんからね。何としてでも確かめなくては。まあ予想通りと言いますか、
家には泥棒なんていませんでした。では家からかかってきた電話はなんだったのだろうと考えました。
そしてふと思いつきます。そうだ、発信履歴を見よう、と。
すぐに電話の発信履歴を見て
父の携帯電話にかかってきた時間を探しました。しかし……正直信じたくないのですが、
発信履歴には父の携帯電話に発信した履歴がなかったのです。親機に子機の二つともに。
こんなことがあるのでしょうか。
私はありえないと思います。以上が私が体験した怖い話です。
私の家ではよくあることなので今では特に何も感じていません(笑)


2016年3月9日 at 12:07 PM
家からだったら番号登録してあるはずだけど、
もしかしたらお父さんの実家からだったのかもね。
それか、家の番号と誰かの番号を間違って登録したか、
愛人とかの番号を家電で登録してたとか…w