この話は実際に母が体験した話です。
まだ母が学生時代の時に母の祖父と一緒に住んでいたそうです。
母は学生の頃から心霊体験などが多く、
お墓参りをすれば誰かに引っ張られたり、
押されたりということがとても多く困っていたそうです。
そんな母が日課にしていたのが朝のランニングでした。
朝の4時には起きて5キロぐらいを走ることを日課にしていたそうです。
いつものように母が起きてランニングをしようとした際、
朝から少し雨が降っていたそうです。
あまり気分が乗らないけど毎日やっていることなので
無理をしていつもの通りランニングコースを走ったそうです。
途中から雨が止み少し霧っぽくなったそうです。
交差点の信号機が赤になったので走るのを止め
信号が青になるを待っていると
見慣れた人物が前から歩いて来たそうです。
母はすぐに祖父だと気づき声を掛けたそうです。
「おじいちゃんは散歩しているの?珍しいね」と
その時は母も何も考えずに言ったらしいです。
ただ祖父からは何も返事が返ってこなかったそうです。
ランニングの途中だった母は祖父とすれ違いに交差点を渡りました。
なんか変だと思った母は後ろを振り返り祖父に声をかけようとしました。
母が振り返ると祖父の首が無く身体のみが歩いていたらしいです。
怖くなり急いで家に帰ると祖父は何事もなかったように
家でくつろいでいたそうです。
安心した母はその後普通に学校に行ったそうです。
あれは何だったのだろうと考えていたらしいです。
数日後、祖父が他界しました。
原因は、事故らしいです。
首の骨が折れ即死だったみたいです。
あの交差点ですれ違った祖父は、
母にこのことを伝えたかったのかもしれません。
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