私がまだ小学1年生の時の話です。
この日、私は父と一緒に車で近くの
ホームセンターに行くことになりました。時間は大体6時頃で季節は秋でしたが、
冬並みに寒い日でした。ホームセンターに向かう途中、
団地の横を通るのですがその反対側に細い道があります。そこで、私はありえないものを見たのです。
私は父と何を買うのかなどをを話しながら
車に乗っていたのですが、「ねぇパパ!今日は何を買うの?」
「材木とかノコギリを買うんだ!」「あそこ、ガチャガチャあるよね?やってもいい?」
「あぁ一回だけな。」なんて他愛のない話をしていたのですが、
ふと、団地の反対側にある細い道を見ると「ひっ…!!」
「どうした?」女の子が、半袖とミニスカート、
サンダルを履いた私と同い年くらいの女の子が
手を上げたりしながら踊っていたのです。人間とは思えない早さで。
しかも、街灯が無いはずなのに鮮明に見えるんです。
まるで体が光っているみたいでした。それにこれだけ寒いのにあの格好はありえない。
私は恐怖で咄嗟に下に潜り込みました。父には見えていなかったようで、
何かあったか??と聞いて来たので、
踊っている女の子がいた!!と言いましたが、
信じて貰えませんでした。ホームセンターの帰り道にそこを通りましたが、
もう誰も居ませんでした。そして、15年以上経った今、
頻繁にあの道を通りますがあの少女を見たことは一度もありません。あの子は何だったのか、
何故踊っていたのか、今でも謎のままです。


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