私の実家なのですが、
少し変わっていると気づいたのは小学生になって
友達のお家に遊びに行かせてもらってからです。私の家にあって友達の家にないものです。
それは家に大きな神棚があるんです。毎月1回大勢の方が家に来て皆さんで
お経?を唱えるのです。何をしているのか興味が出ておばあちゃんに聞くと、
おばあちゃんは戦時中にケガをし
目が見えなくなってしまったらしいのです。関西でも有名なお山に登り滝に打たれたりして修業?をしたら
白ヘビを見つけ目が見える様になったみたいです。それから神様と会話できるようになったり、
色んな物が見えるようになったりしたみたいです。近所の方の病気や悩みを無料でみたら
口コミで噂が広がり信者さんが出来て、
また口コミで信者さんが増えて月に1度集まっているみたいです。そんなおばあちゃんの神棚のある部屋が私の隣の部屋で、
ある信者さんの相談の話です。私は自分の部屋でゲームをしていると
信者さんと信者さんに連れられて足元もおぼつかない
若い奥様とそのお母さんが相談にきました。自分の部屋の隣ですから、色々と話が聞こえてきましたが、
当時の私にはそれがうっとおしいとしか思えてなりませんでした。その相談者は割と他の信者さんより頻度が高く来ていました。
2回目からは足元のおぼつかない信者さん一人で来られてました。何だか何時も苦しそう、若くて綺麗な方だったに
何時も青白い顔だったのを覚えています。何度か来てある日私は何時もの様に
部屋でゲームをしていると、おばあちゃんが
「ちょっといいか?」と私を呼びに来ました。「何?」「いいからちょっと」と神棚のある部屋に呼ばれました。
そこには青白い綺麗な女性とその旦那さんがいてました。おばあちゃんが
「あんたよう見ときや、ほんで何かあったら一人で抑えや」
と言いました。「うん…」(旦那さんもおるやん!!)って心の中で・・・
するとおばあちゃんがその女性に脱いでと言うと
女性は上の服を脱ぎました。え!っと思いましたが、
すると女性の右腕から黒い線の様なアザが
ずっっとありちょうどひだり胸あたりで5つにアザが分かれていました。見た時にはっきり思いました!手や!!って…
手が胸を掴もうとしていたのです。私はおばあちゃんに「あれ?」って言うとおばあちゃんが
「そうや!!わかるか?あれはな『呪い』や!この人の命を取りにきてるんや」「ええか!おさえつけときや!」というと
おばあちゃんは、数珠を持ち何かお経を唱えアザの所に数珠を抑えつけました。すると女性は暴れだし、私はとっさに抑えつけました!
女性の力は凄く強く、
私が旦那さんに「あの~!手伝って下さい」とお願しても
旦那さんは無表情で黙ってこっちを見ていただけでした。女性が落ち着き、おばあちゃんが
「もう大丈夫だから」というと旦那さんがもういてませんでした。あれ?と思うと「あんた。やっぱり見えとったんやな」とおばあちゃんが言うと
「この方は『呪い』によって殺されかけたんよ。
旦那さんが心配で何時も一緒に来てたんやけど・・・
かわいそうにな!旦那さんな。
奥様の運転する車で交通事故でなくなって旦那さんだけがなぁ」「かわいそうに、奥様のせいって旦那さんのお母さんは感じてしもたんやな」
おばあちゃんが泣いていると家の電話がなり、
青白い女性のお母さんがなくなったそうです。


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