日本は世界でも一番安全な国と言っても過言でない国です。
しかし、そんな日本でも悲しい事に衝撃的で
人々が怖さを感じる事件が起きてしまいます。
そんな中でも大阪で起きた付属池田小事件は
衝撃と共に怖いと思った事件でした。
付属池田小事件は2001年6月8日の
10時20分頃に起きた事件で、
場所は大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校でした。
学校名を略して附属池田小事件や池田小事件と呼ばれています。
池田小に突如として刃物を持った男が侵入し、
次々と児童を殺傷していきました。
被害は殺害された児童8名、負傷した児童13名、教師2名でした。
男は教師数人によって取り押さえられ、現行犯逮捕されました。
この凶悪な事件を起こした犯人の名を宅間守といいます。
この事件の怖いところは、それまで安全とされていた小学校に
刃物を持った犯人が容易く侵入し事件を起こし、
児童達を何のためらいもなくいとも簡単に殺傷している事です。
安全といわれていた場所で事件が起こると
人々は怖さを感じると思います。
ちなみに犯人には人間の欠片も感じられず、
獣のように感じました。
また、逮捕後の犯人は精神疾患があるような言動を取り、
あたかも責任能力がないように見せかけたが、
結果的には見破られました。
あのような凶悪な事件を起こしながら、
なおかつ責任や罪から逃れようとする姿は、
さらに怖さを感じます。
しかし、このような凶悪事件を起こしたのは我々と同じ人間です。
人間はここまで冷徹で薄情になれる
可能性があるのかと思うと恐怖です。
この事件は凶悪性だけではなく、
人間の奥底にある闇の部分を見たような気がします。
もしかすれば闇に蝕まれる可能性は誰にでもあるのかもしれません。
2016年10月2日 at 2:35 PM
私は第1子を妊娠している時に、体調不良で入院したことがありました。その入院した翌朝の新聞の一面が、この事件だったのです。これから夢と希望を持って、子供が生まれてくるのが楽しみだった私は、ものすごく恐怖を感じました。学校に刃物を持った人が来るはないだろう、というか、そんなこと考えたこともなかったからです。学校は安全なところだと思っていましたし、私たちが住んでいる日本は、そんな心配をしなくていいところだと思っていたからです。これが幼稚園や保育園だったらと思うと、更に恐怖感が増しました。幼稚園や保育園では、先生はほとんどが女性ですし、子供達は逃げる意味さえもわからない年齢でしょうから。この事件では、犯人が児童を次々と襲っていき、児童8人が殺され、負傷者も15人もいたそうです。「自身の父親に暴力を振るわれ、母親はネグレイト状態で、子供の頃から問題をよく起こしていた。精神病を装い、入退院を繰り返していた。前科11犯。逮捕後、精神障害を装い、死刑を希望していた。」と知り、更に驚き、恐怖を感じました。そんな犯人が、無抵抗に近い小さな小学生を狙い、罪を犯して、裁判で被害者の親達に罵声を浴びせているするなんて、許せないと思いました。そして、子供の育ち方の大切さをよく知りました。愛された実感がなければ、子供は自分に自信を持って生きていくことができないのかもしれないと思いました。その事件が起きた頃、おなかの中にいた私の子供は中学生になりましたが、学校が解放される授業参観やバザーの時は、とても警戒してしまいます。またそんな事件が起こらないように願うばかりです。