私の友人が高校生の頃お小遣いを稼ぐために、
早朝の新聞配達のアルバイトしてた時の話です。
今から10年程前になりますが、
とあるマンションので起こった出来事です。
高校3年生の受験もひと段落着いた冬のある日、
まだ暗く朝方にそのマンションのエレベーターに乗りました。
一番最上階の13階に新聞を配達する予定だったのですが、
普段はそんな朝早くに途中の階で止まることはまずないのですが
その日急に5階で止まったそうです。
するとお婆さんと小さい子供が一緒に乗り込んできたそうです。
何でこんなに朝早くにと思い、少し気味が悪かったので、
不自然なその二人が怖くなるべくその二人を見ないようにして
エレベーターに乗っておりました。
そうしているうちにその2人は8階で降りていったそうです。
ホッとして最上階の13回に新聞配達し終え、
またエレベーターに乗り、一番下まで下ろうとすると
また同じお婆さんと小さい子供が10階から乗りこんできたそうです。
8階で降りたのにこの短時間で10階にいるなんて
ありえなすぎて怖かったけど、
早く配達終えたくて見ない様にやり過ごそうと思い1階まで我慢しました。
1階に着いたにもかかわらずも
そのお婆さんと子供はいっこうに降りようとしないので、
先に友達が降りようとした時、どうしても気になってしまい
ふと子供とお婆さんを見てしまったそうです。
すると子供とお婆さんは
首を180度回転してニヤっと笑ってこう言いました。
『また明日来るよね』と。
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