私の友人から聞いた話です。
私の友人のおじいちゃんは
昔から変わった工芸品を集める癖があり、
日本であまり見ないような外国の工芸品を集めていました。ある日、友人のおじいちゃんが病気で亡くなり、
おじいちゃんが持っていた工芸品を友人や
友人の家族が引き取る事になりました。亡くなったおじいちゃんが生前に持っていた工芸品の中に
古めかしい箱があり、その箱の蓋にはハングルみたいな
文字の跡が残っていました。その箱を開けると中には人の骨のような物が入っていました。
しかし友人は気味が悪いと感じる事なく、
その骨を箱の中に戻し家で保管するようにしました。それ以来、友人に異変が起きました。
その異変は友人が自宅で寝ている時に
変な足音がするという事です。友人は目を覚まして、家の中を見回すと
一瞬だけ見知らぬおばあさんの顔のイメージ映像が思い浮かんできて、
友人は倒れてしまいました。やがて朝になり母親に起こされると、
早速友人は母親に見知らぬおばあさんの
イメージ映像の事を話しましたが、
まともに話に応じてくれませんでした。後になって、友人はハングルの本を図書館で調べて
箱の蓋に書かれた謎の文字を調べました。すると文字の意味が解りました。
文字の意味は日本語で直訳すると
「お前殺すぞ」という意味であったそうです。友人が見たイメージ映像のおばあちゃんも
恨みが募ったようなおぞましい顔をしていたので、
友人は身震いしたそうです。それを知ってから友人は箱を処分したそうですが、
それ以来私は友人から不気味なおばあちゃんの
イメージ映像が出てくるという話を聞いた事がありません。


コメントを残す