私が高校の時に聞いた怖い話です。
場所は詳しい場所は覚えていないですが、
山に男女で5、6人のグループで
バーベキューか何かで遊びに来ていた時の話です。
バーベキューが終わって
そろそろ帰ろうかということになった時に
霊感の強い女性が急に真っ青に青ざめた顔で
「早く車を出して」と叫びました。
最初は皆茶化すような態度でしたが、
女性の必死な形相で
何かとんでもないことが起きているのではないかと思ったのか
急いで車を走らせ山を下りはじめた頃、
女性が「追いかけてくる、もっと早く走って」と言いました。
その時は何が追いかけて来るのか
全然わからなかったみたいですが
指示にしたがってスピードをあげました。
すると女性は少しずつ話し始めました。
「黒っぽい鎌のようなものを持った
死神のような奴がずっと追いかけて来ている。」と。
もちろん他の人には見えていないようでした。
そして時々後ろを振り替えって
「まだ追いかけて来ている。逃げて。」と言いました。
その時対向車線から車が来ました。
すると女性がその対向車に
死神のような奴が乗り移っていったと話ました。
そして各々帰ってからわかったことが、
さっきまでいた所の近くでつい先ほど事故があった
という話をきいたのです。
そう、ちょうど死神のような奴が乗り移っていった車が
走って行った方面の事故でした。
その車両かどうかはわからなかったようですが、
もしあの時に逃げていなかったら
自分たちが事故にあっていたかもしれないと思うと
怖かったと言っていました。
これが私の知る一番怖い話です。
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