これは僕の友人から聞いた話であり、
友人が体験した心霊体験です。

僕の友人は高校卒業後に、
ホテルマンとして勤務をしておりました。

忙しい毎日であり、
時には厨房にも入り料理の手伝いも
することがあったようです。

そして、その日も厨房に入り料理を作り終わり、
料理長から

●●君。悪いんだけど、
17階にある酒を保存しているところから
ワインを持ってきてくれ

との指示があったそうです。

友人は「了解でーす!」という感じで17階に向かい、
酒の保管庫から指定されたワインを
3本持って帰ろうとしたときに、
酒の保管庫の電気がいきなり消えたそうです。

「ん?停電か?」と思い、
あまり焦らずに保管庫の外に出たそうです。

出たとたんに
保管庫の電気の明かりが点いた
そうです。

「なんだよ!」と思い、
電気を消そうと保管庫の中に戻ったら、
白いワンピース姿の女(20代半ばくらい)が
裸足で悲しそうな顔でたたずんでいた
そうです。

友人は直感的に
生きている人じゃない
と思ったようです。

友人は気丈にも、

あなたは生きていませんよね?
どうか成仏して下さい。
成仏されないと悲しむ人が多くいますよ

と言ったそうです。

そうしたらその女は、さみそうに笑って
足元から消えていった
そうです。
 
厨房に戻り料理長に相談したところ、
料理長は

やっぱりか・・・あのなぁ。
17階で昔自殺があったんだよ。
それで17階のいたるところで
怪奇現象的なことが起きるっていう
噂はあったんだよ

という話だったそうです。

友人は17階にたたずんでいた女
成仏できる事を願っておりました。

自分も成仏してくれる事を願います。