まだ自分が4.5才の頃のお話です。
記憶が曖昧な部分もありますがご了承ください。

実家に住んでいた頃、まだ幼かった自分は、
寝室で両親と川の字で寝ていて
真ん中に自分で両方に母親と父親がいました。

いつものように夜寝ていると、
夜中に突然目が覚めました

しかしいつもと様子が違うのです。

身体が全く動かず
力をいれればいれるほど
更に押さえつけられているような感覚になりました。

動くのは目線のみ

まだ幼くとにかく怖かった自分は、
助けを求めようと母親に話しかけようとしたのですが
全く口も動かず声が出ませんでした

当時寝ていた寝室には、
自分が生まれた時に友人から頂いた
着物を着た女性武士の男の子の日本人形があったのですが、
前から目線を感じて前を向いてみると
武士の人形が巨大化して目の前に立っていたのです。

恐怖に怯えた自分は強く強く声を出そうとしますが
まったく聞こえいていないようでした。

すると、日本人形が突然
最近、良い子にしてないな?」と
怒っているような言い方で
自分に話しかけてきた
のです。

何がなんだかわからない自分は、
ただただ怯え涙だけが落ちていました。

悲鳴をあげ泣こうとしてもできず、
ひたすら恐怖でした。

気がつくと母が自分の元にかけより
「どうしたの!?」と心配し
自分は大泣きしていて混乱していました。

それから数日同じような出来事が何度も続き
最後に「良い子にしていなかったらまた来るぞ」と言って
それからそのような出来事は無くなりました。

後々その出来事を”金縛り”だと言うことを知り
それが今まで人生で起こったたった1回の金縛りでした。