これは私の友人が体験した話です。
私の友人はドライブが趣味で、
よく山の付近をドライブしているそうです。
いわゆる、走り屋というやつです。
その日は休日で、友人が他の友人と一緒に
夕方の6時頃ドライブを楽しんでいた時の事です。
その時車に乗っていたのは、2人。
まだ20代で、これからの仕事の事を
何気なく話あっていたそうです。
2人とも何気なく外を見ると、
歩道に1人の子供が両手を挙げて立っていました。
見た目は小学校低学年。
黄色い帽子をかぶって、半袖短パンの学校の制服でした。
そして、顔を見たときに2人は凍り付いたそうです。
顔が見えないのです。
時間帯は夕方の6時過ぎ。
まだ日のある時間帯で、
日に照らされて顔は多少見えるはずです。
顔以外ははっきり見えるのですが、
顔だけ絵具で真っ黒に塗りつぶされたようで
見えないのです。
そして、顔は見えないのに、
此方を見ているというのを
はっきりと2人は感じ取ったそうです。
そこを急いで離れて付近のコンビニで、
2人とも真っ黒な顔をした子供を見たことを
確認しあったそうです。
後から考えてみたら、
いろいろと不可解な点があるのです。
1つ目は山の中で、近くに民家はありません。
6時過ぎに小学生が1人でいるというのは、
あまりに変です。
2つ目は着用していた帽子と制服です。
付近には制服を着用する学校はありません。
更に、着用していた帽子は
明らかに時代を感じるようなデザインだったと言います。
両手を上げていたのは何だったのか・・
いまだにわからないそうです。
それから、そこの道を走るのはやめたと言っています。
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