何年か前のお盆の話です。
祖父が亡くなって初めてのお盆を迎え、
玄関先で迎え火を行うことに。
迎え火を行い、
「これでおじいちゃん迷わずに帰ってこれたかなあ?」
などと母や祖母と話をし、家の中に戻った瞬間、
リビングの電気がパッパッと二回付いたり消えたりしました。
誰も電気のスイッチを押した訳でもないのに、不思議でした。
「おじいちゃん、無事に帰ってきたよの合図だったりして。」
と話をしましたが、当時中学生の私は少しドキッとして
寒気がしたのを覚えています。
そして、その次の日の夜中のことです。
ふと夜中に目が覚めてしまい、
目覚めた瞬間に目に映ったのは、
真っ白の服を着た祖父でした。
祖父は自分のお仏壇を眺めていました。
祖父は、突然死でした。
夕飯を普通に食べていて、トイレに立った瞬間に倒れて、
そのまま亡くなってしまいました。
あまりにも突然のことで、
自分が亡くなってしまったことを
理解しようとしているかのような表情にみえました。
真っ直ぐにお仏壇を見ている姿が衝撃的なのと同時に、
亡くなった人がぼんやりですか立っている姿に
たとえ祖父でも恐怖で、とっさに布団をかぶりました。
そこから寝られなくなってしまい、
隣りで眠っていた祖母を布団をかぶりながら起こしました。
祖母が起きてからやっと布団をはずして、
見てみると祖父はいませんでした。
心臓がドキドキしていました。
この出来事は、
今でもすごく鮮明に覚えているくらい衝撃的で恐怖でした。
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