僕が今年の春に体験した怖い話をしようと思います。

僕は、心霊スポットや不思議な体験の話を聞くのが好きですが、自分の身に起きることは高校まで起きることはありませんでした。
大学生になった僕は毎日慣れない長距離移動と苦手な勉強、アルバイトで疲れていて、大学1年のある日初めて金縛りにあうようになりました。

それからは疲れてる時に金縛りあうようになり、幽霊とか怖いもののせいで金縛になってるわけではないんだと気づきました。ちなみに私の金縛りは1回では終わらなく、金縛りにあうと息が出来なくなり、苦しくなると金縛りが解けて、数秒立つとまた金縛りにあってー、を繰り返すような金縛りです。

慣れた金縛りを横目に大学2年の僕は運転免許を取り沢山の場所に行くようになりました。もちろん心霊スポットにも・・ 何事もなく3年生の時には幸せな事に彼女もできてお泊まりをすることもありました。(幸)

しかしここからなのですが、彼女に今まで無かった金縛りが彼女にも起こるようになりました、彼女も疲れやすい方なので僕と同じで日常生活大変なのよ的な感じで軽く話は終わったのですが、4年生になった僕と彼女に怖くて不思議な金縛りが起きます。おそらく私のせいでしょう。

地元で有名な建物〇〇塔と言う場所があるのですが、ここが心霊スポットであることは地元の人であれば知ってる人は多いでしょう。

そこに夜中友達4人と訪れた私たちは、怖がりながらも○○塔を1周して坂を下っている時に、友達2人が何もない場所でつまずくハプニングが起きて、みんなは危なっ!!的な感じで笑っていたのですが、その時一瞬子供の笑い声が聞こえたのでそれを友達に説明すると「えっ怖!」みたいなちょっと怖い雰囲気になって心霊現象みたいな体験が出来たのです。

この子供の笑い声が聞こえたぐらいで他に怖いことは起きず無事心霊スポット巡りは終わってほっと一息。

数日後に彼女の家に泊まりに行って彼女にこの出来事を話して怖いねーみたいな感じでそのまま色々して寝たのですが、次の朝、いきなり暗い早朝に目が覚め、なんでこんな早く起きたんだろうと思いつつ目を閉じると、一瞬自分の脳内に1つの写真が浮かび上がりました。

ほんの一瞬まるでシャッターを切ったようなスピードで、その写真は今でも覚えています。

その脳内写真は夜の〇〇塔が中央に立っており、それに向かって手を合わせお辞儀をしているお坊さん。その一瞬でやばい怖っと思った僕に訪れたのはなるはずのない遠くからなる鐘のゴーンとなる音。

そして金縛りが訪れ動けず息が出来なくなり、ここからが恐怖のスタート。

右で寝ている彼女の方からは何も聞こえないのに、左耳から〇〇塔で聞こえた子供の笑い声と低いお経を唱える声がひたすら左から聞こえるのです。

怖すぎて目を閉じる僕はじっと我慢するとやっと金縛りは終わった・・・と思いきやまた遠くからなるはずのない鐘の音、そしてそれがトリガーなのかまた金縛りにかかり左耳から子供の声とお経の声・・・

何回続くのと恐怖しながら4回目の金縛り、目をつぶりながら気づいた自分の胸の上にある何か。

彼女の腕だとわかった僕は金縛りにかかりながらも腕を頑張って動かし彼女の腕をこれでもかと思うくらいにつねて起こそうとする自分ww(なんかクソ野郎な気がするww)

絶対痛くて起きるはずなのに起きない彼女何故だと思いつつ6回目の金縛り・・・ついに金縛りが解けて窓には少しの朝日が差し込む光。あまりに怖すぎて飛び起きた僕は深呼吸をして彼女の方を見ると、いきなり目がパチンと開く彼女。

ちょっとびっくりしつつも彼女に「今めちゃ怖い金縛りがあってめっちゃ腕つねってたんやけど気づかんかった?」と質問すると、彼女は・・・「え、私も金縛りあってた」と一言

彼女の身には夢の中で何かわからないけど怖い夢を見てた気がすると言うのです。偶然なのかわからないけど、これは〇〇塔に行ったせいだと自分は思いました。

これを機に、僕は心霊スポットに行くことはやめました。

彼女に迷惑かけたくないし・・・ それ以降は怖い金縛りは起きないようになりました。