冷蔵庫を開けた彼は、古い弁当箱に気づいた。覚えがないのに、中には黒ずんだ何かが詰まっている。捨てたが、翌日、また同じ弁当箱が冷蔵庫に戻っていた。今度は中から異様な臭いがした。

夜になると、冷蔵庫からガサガサと音がし、ある晩、開けると弁当箱が動き、彼の手を掴もうとした。彼はもう冷蔵庫を開けられない。