若い娘が村の古い祠で手紙を見つけた。「読むな」と書かれた封を破ると、静寂があたりを包み、「見てる」と滲んだ文字が目に入った。気味が悪くて捨てたが、次の日、机に戻り、「逃げられない」と追加されている。夜、手紙が動き、娘の名前を呼ぶ声が響く。月夜の下、手紙が開き、声が笑いに変わった。恐怖で燃やしたが、灰の中から手紙が現れ、文字が血で滲んでいた。娘は目を閉じ、耳を塞いだが、声が頭に響き、背後に気配が漂う。

婆さんに聞くと、「その祠、昔、呪いの手紙があったって噂だよ」と呟いた。娘は手紙に近づかず、目を閉じるが、燃えた跡がどこからか見ている気がする。… … … あれはまだ彼女を縛っているのだろうか。