千葉県内にあるとある、リハビリ病院。
この室内で、夜な夜な奇怪な事が起こると言われています。
誰もいない深夜に、患者に施術するさ際に使用される
丸い椅子が勝手に動き回ったり、
閉じられている窓のカーテンがふんわりと揺れたりするのです。
一番目撃談がおおいのが、日常生活に模した室内演出のために、
和室を用意してあるのたが、この和室から決まってラップ音がするというのです。
しかも、一時間に何度も繰り返されるときもあり、
あまりにもひどいときには、ふすまが開く音が聞こえてやがて、
奥の方からカタカタト少し固く高い音がするのだといいます。
その音は何か硬貨を落としたような感じなのだそうだが、
気味悪がったものが、視線をそちらに向けると、
襖はしっかりと閉じられているというのです。
白い陰や人の気配を感じたことはないそうなのだが、
リハビリ室をでると、明らかに不気味な、
なにか背筋がぞっとするような感覚にみまわれるのです。
おそらく、霊感のない人でも十中八九そう感じることだろう。
しかも、そのリハビリ室は一つばかりでなくいくつもの部屋に分かれていて、
とくに和室のある側に集中して何かを感じるそうなのです。
聞くところによるとそこは、以前レントゲン室があった場所で、
補修改築工事の際に今のリハビリ室を作る代わりに移動させたというのです。
しかも、この頃の病院は療養型の施設で
リハビリという流れはとっていなかったといいます。
そして、運悪く病院内で病気でなくなってしまった人も多々いたといいます。
病院のオープニングスタッフであった人からきいたのだが、
レントゲンを寝たきりのまま撮っていたときに
運悪く亡くなってしまった患者さんもいたそうです。
もしかしたら、その霊がそこにいついているのかもしれません。
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