大学時代の怖い話です。
私は、サークルの夏合宿でキャンプに来ていました。
みんなでテントを張り、昼は近くの砂浜でビーチを満喫。
夜はバーベキューで食事を楽しみつつ語らう、
といったごく普通の合宿です。
大学生ということもあり、
あたりが暗くなってきても寝ようとする人はいません。
私たちは、お酒を飲みながら、
人狼ゲームやトランプなどに興じていました。
すると、ある人が突然、
「雰囲気も良くなってきたし、怖い話でもしようぜ!」
と提案してきました。
確かにその人が言ったとおり、あたりは薄暗く、
周りに私たち以外のグループはいなかったので、
怖い話をするにはもってこいの雰囲気です。
大学生のノリで、みんなもその案に賛成し、
テントの中で一つのライトを囲いながら
怖い話をしていくことになりました。
順番で1人ずつ、
自分が聞いたことや体験したことについて語り、
私の番になりました。
私は、動画投稿サイトにアップされていた
怖い話の内容をそのまま話すことにし、
語っていたその時、
私のスマホの画面が光っているのに気づきました。
画面を見ると、「非通知着信」の文字。
普段、非通知の着信などない私は
気持ち悪い感じがしたので放置していました。
すると、またスマホに非通知での着信。
私は、みんなに言いました。
「さっきから非通知で電話かかってくるんだけど、、。」
それを聞くとみんなも気持ち悪がって、
次かかってきたら、電話に出てみようと決めました。
するとすぐさま非通知からの着信。
私は、電話に出てスピーカー設定で
みんなで音声を聞きました。
すると、「あぁ、、あぁ、、」と小さく女性が呻くような声。
それ以来、非通知からの着信を拒否しています。
冷や汗が体中から噴き出した夏の出来事です。
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