私の出身した小学校の入り口には、
首切り地蔵と呼ばれる銅像が建設されています。

首切り地蔵の首はたびたび取れます

人々による原因の推察としては、
学生によるいたずらや、
酸性雨による首部分の劣化などがあげられていました。

しかし、ある怪談好きの人々によると
上記の原因の推察は間違っているそうです。

怪談好きの彼らによる原因の推察は二つあります。

一つは、その昔、首切り地蔵がある場所は処刑場であり、
毎日のように刀により罪人の首が切られていて、
それにより首を切られた罪人の霊が
定期的に首切り地蔵の首を落としている
というものです。

そして、その推察の信頼性を高める資料として、
昔の地図を見ると確かにこの場所は、
昔は刑務所であることは私も確認したので、
私は説得力があると思いました。

さらにこの話には続きがあり、
首切り地蔵がある我が母校には
土山という標高10mくらいの土の山がある
のですが、
この土山に昔の刑務所で斬首された人々の
首が埋まっているらしい
です。

また、怪談好きの彼らによる
原因の推察の二つ目の説として、
昔、首切り地蔵の近くでサッカーで遊んでいた
小学生二人が、交通事故で亡くなってしまい

その場所で地縛霊となった小学生二人が、
死んだことを知らずに、地縛霊になってしまい、
サッカーをやりたくて首なし地蔵の首を取って、
サッカーをやっているという説
です。

この説の亜種として、
この地縛霊の小学生二人のうちの一人は、
トイレの花子さんとなって、
学校の女子トイレに出没している
ということにもなっています。