私が小学校5年生の時に体験した話です。
私は6月ごろに学校の課外授業で
2泊3日で長野の山奥に来ていました。
山ではみんなでカレーを作ったり、
クライミングをしたりととても楽しい時を過ごしていました。
そんな中2日目の夜に私たちはナイトウォークという
6人の班だけで決められた真っ暗なコースを歩くという
私の小学校で代々行われている行事に参加しました。
班ごとに何番目に行くかくじで決めることになり、
みんな「うわ!1番じゃん最悪ー」「4番目かー」などと
はしゃいで盛り上がっていました。
そんななか私たちの班の順番は最後になってしまいました。
コースは一方通行で、最初に先生が1番目の班と一緒に
ゴール地点にいきみんなを待ち、最後の班が
もう一人の先生と一緒にコースを歩くという形式でした。
みんなキャーキャー言いながら歩いていくのを見送ること30分後に
ついに一番最後の私たちの班の順番が来ました。
残っていた同行してくれる先生が私たち6人の先頭に立ち
6人で横1列になって真っ暗な夜の道を懐中電灯片手に歩きました。
中盤に差し掛かったころで私と右を歩いていたAちゃんが
ふと後ろを振り向くと赤いリュックを背負った大人と
黄緑色のリュックを背負った大人が後ろのほうに見えました。
私たちはその時はほかの学校の生徒と教師だと思っていたのですが、
のちに先生に聞いてみると、他の学校の人たちは全員かえって誰もいないはず、
と言われました。
また私たちがスタートした時には後ろには誰もいなかったし、
立ち入り禁止区域のはずでした。誰もいないはずです。
あの2人はいったい誰なのでしょうか。
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