私が中学生の時に起きた不思議な体験です。
父、母、姉と私の4人家族で
2階建ての一軒家に住んでいました。建物は大分古く軽自動車がやっと入る処を
姉の部屋にリフォームしました。簡単なリフォームで天井は波板で
隙間風邪も入って来る程雑なリフォームでしたが、
姉は大喜びで布団を敷き寝起きをする様になりました。当時、父のお姉さんも一緒に住んでいて、
「おばあちゃん」と呼んで
私と姉をとても可愛がってくれていました。おばあちゃんもかなり歳を取り
何処かの施設に似れる事を
父と母が相談している処を何度か耳にしました。学校から帰るとおばあちゃんが泣いていました。
多分施設の話をしたのだと直ぐ分かり、
私は目をそらせて、関わらない様にしてしまったのです。それから数週間後におばあちゃんは家に居ませんでした。
数年が過ぎて、姉の部屋の屋根に
バケツをひっくり返した様な雨が降って来たのです。実際波板に当たる音だけです。
外を見ても雨は降っていませんでした。すると夜中に姉が「ウーウー、ウーウー」と
声を上げ始めたのです。最初は夢でも見ているのだろうと思い
誰も見に行きませんでした。しかし、段々酷くなって行くので
母が見に行き起こした様です。「どうしたの」
と聞くと「今おばあちゃんが枕元に座って、
ずっと見られていた」
との事。同時に雨の音はしなくなっていました。
その日の夜、母が夢でおばあちゃんが橋の上に居て、
深々とお辞儀をして歩いて行くと言う夢を見たそうです。次の日に、施設から電話が鳴り、
おばあちゃんが亡くなったと告げられました。全てが偶然かも知れませんが、私はそうは思いません。
やはり霊はいると信じています。


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