霊感のある友達のAちゃんから聞いた話です。

会社の同僚Sくんが今まで長年暮らしていたマンションから引っ越すことになり手ごろな値段の物件を探していたそうです。屈託のない明るい性格の人で不動産屋さんに「リノベーションされて綺麗だったら事故物件でもいいですよ」と伝えたところ「住むには問題ないくらい綺麗な部屋で誰も住まないで大家さんが困ってる物件があるけど行ってみる?」と言われ軽い気持ちでその物件へ向かったそうです。

行ってみるとデザイナーズマンションで一人に住むには十分な広さで駅からも近く設備も十分だったようで、何より通常の家賃の半額の値段で2年ごとの更新料も無料にしてくれるとのことでSくんは即決したそうです。

引っ越して間もないころ引越しパーティーをすることになり霊感のあるAちゃんや他の同僚がよばれました。Sくんの家に遊びに行ったときにAちゃんは驚く光景を目撃してしまいました

それはSくんの部屋にはロフトに続く白いはしごがあるんですがそのはしごに黒のロングワンピースを着た女性が首を吊った状態でずっとゆらゆら揺れながら皆をじっと見ていたとのことで。そのじっと見ている顔が生気がなくでも眼光だけは鋭く見開いた印象だったらしいです。

パーティーが始まると得意げに「ここで自殺した人がいたらしいんだけど、これだけ綺麗で広くて最高!ここにしてよかった~!」と明るく語ってるSくん。Aちゃんと数人の同僚はそのことをはじめて知り「マジかよ~!気持ち悪いよ!」といいながらもその怖い雰囲気を楽しんでるようで。その楽しんでワイワイしてる後ろでずっと左右に不気味にゆれる女性

耐えれなくなったAちゃんは途中で帰ったらしいですが、帰るときもずっとゆれていたそうです。

今もSくんはその事故物件に住んでます今もきっとロフトのはしごに首を吊った状態で左右にゆれ続けているんでしょうね・・・。