B子とA美は腐れ縁で、同じ短大の学科とバイトに通っており、表向きは仲良くしていました。しかし、実はB子は内心何かと自分と行動したがるA美をウザく思い、嫌っていました。そのため、ムカツクA美の携帯に非通知で、「ウザイ」、「シネ」、「コロス」と声色使って嫌がらせのイタズラ電話を、毎日朝夜を問わず、繰り返しかけていました

そうしてイタズラ電話を続けていたある日、B子が独り暮らしをしている家で、いつも通りイタズラ電話で「シネ」と言った矢先、

あと5日で君を殺す

A美ではない声が一言電話から返ってきて電話が向こうから切られました。イタズラ電話にイライラしたA美が仕返しをしてきたとB子が思っていると、ほどなく知らない番号から電話がかかってきたのです。誰かと思ってB子が出ると

「もしもしA美だけど、明日バイト変わって?」

とA美の声が聞こえてきました。A美の話によると最近、携帯電話をなくして買い替えたらしく、B子にそのことを伝え忘れていたそうで、今日買い替えた携帯電話でかけてきたそうです。A美がかけていたイタズラ電話についても知らないようです。

気味が悪くなったB子はイタズラ電話を止めることにしました。ところが翌日、今までイタズラ電話をしていた、A美がなくした携帯電話から再び電話がかかってきたので出ると、

後4日で殺してやる

と前日と同じ声で言われて切られました。

怖くなったB子はA美がなくした携帯電話を着信拒否にし、携帯電話の番号も変えましたが、非通知や別の番号で殺害予告のイタズラ電話が連日かかってきたのです。

あと3日でキミを殺す

あと2日でお前を殺す

ついに『アシタ、オマエヲコロス』と言われたところで、ヤバイと思ったB子は警察に相談しました。担当の警官が親切に応対してくれて、次の日に家まで来て、電話が掛かってきたときに逆探知してくれました。そして、逆探知が終わると真剣な顔で警官はこう言いました

今からこの家を捜索するので応援を呼びます。それまで私と一緒にいてください