古物商が仕入れた鞄を開けると、異様な臭いがした。空なのに、夜に鞄が動き、臭いが広がる。翌日、中から黒い手が這い出て、彼を掴んだ。燃やしても戻り、臭いが追いかけてくる。ある夜、手が首を掴み、古物商は悲鳴を上げた。

同業者に話すと、「その鞄、昔、変なことがあったって噂だよ」と言われた。彼は今、鞄に近づかず、背後に臭いを感じる。