これはとある駅で若い女性を拾ったタクシー運転手の話です。

夜もふけ、運転手は「今日はお客さんもいないな」と思い、
会社に引き返そうとした時、目の前に一人の女性が立っていました。

運転手は「さっきまであんな女性の方いたかな」と不思議に思いました。
それもそのはずで、最終電車が過ぎてからしばらくの時が経っていたのです。

運転手は自分が気付かなかっただけだと思い直し、
女性を乗せる事にしました。

女性を乗せ行き先を聞くと「火葬場の前まで」と答えが返ってきました。
運転手はこんな時間に火葬場へと、またも不思議に思いました。

しかもその火葬場は近くに建物もなく、
ただ緑に囲まれているだけの場所
です。

でもお客様が言われるので行かないわけにもいかず、
半ば疑問に思いつつタクシーを進め火葬場に向かう事にしました。

火葬場までの道は途中から一本道になっています。

火葬場の近くまで来たとき、
なぜか女性は「もう少し行って下さい」と言ってきました。

言われるがままタクシーを進めるとトンネルの手前
ここで結構です」と言いました。

周りに何もない場所だが女性の言うとおり降ろしました。
そして、なぜか来た道を引き返していく女性

運転手はなぜか女性が気になりタクシーで追いかけました。
一本道に関わらず、なぜか女性の姿が見えないのです。

そして、諦めてタクシーを止めた場所、
その場所こそ火葬場の前だったのです。

それに気付いた瞬間、
タクシーの周りに沢山もの女性の霊に囲まれていたのです。

そこには何とさっきまでタクシーに乗せていた女性がいたのです。
運転手は恐怖に怯えながらタクシーを猛スピードで走らせたのです。