武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」とは、
ギャンブルが講じてサラ金から借金を繰り返し、
借金地獄になった男が武富士弘前支店に押し入り
ガソリンをまいて火をつけ金を奪おうとし、
死者が5人出た事件
です。

犯人はタクシーの運転手で、住宅ローンがあり、
知り合いのために借りてやったサラ金からの借金などがあり
その金を返す為に更に金を借りたりして
ギャンブルに手を染めていたらしい。

そしてどうにもならなくなりこの犯行に及んだそうですが、
考えてみると犯人の勝手な逆恨みで武富士が狙われたわけで、
全く罪も無い従業員が死亡や大火傷を負ったわけです。

この事件を考えると客商売は怖いと痛感します。
特に金融会社となると余計怖くなります。

当時はサラ金地獄などといわれて、
テレビなどでも軽い気持ちで借りると
利息が何倍にも膨れ上がり返せなくなり、
取立てが毎日やってきて怖い体験をしたとかの
金融会社側に不利な放送が多かったと思います。

しかし金融会社側は借りた金を返さないほうが悪いといいます。

まさにその通りですが、
こんな報道も犯行に駆り立てる動機になったかもしれません。

死亡した人達は、
会社のマニュアルに沿って仕事をしているだけ
です。

店長であろうともそうです。
たまたま弘前支店勤務だったと思います。

そこへ突然入ってきて金を出さないと火をつけるぞ!と脅され
店長が『金は無い』といった為この事件に発展したわけです。

店長の『金は無い』もマニュアルだったと思います。

マニュアルどおりの対応をして
死んでしまうというのは怖く恐ろしい
ことです。

このような事件がいつでも起こりえる可能性が潜んでいると思ったら
客商売が怖くなってしまいます。